農業と生物多様性について

永井孝志さんの雑感には以下のような記述があって,いつもそうだ,そうなんだよな,と感心してしまう記述が多々ある。ここではその中の一文を紹介。

農業とは単一の生物(作物)を超高密度で生育させるために他の生物を排除させることなので、生物多様性とは基本的に矛盾します。生物多様性を守りたいなら、農地は効率的に収量を上げることに徹してなるべく農地の面積を減らし、その分農地の周辺に生物保護区域でも作った方がよっぽどましになるでしょう。

同様の記述を,毎日新聞社記者の小島正美さんが日経FoodScienceでされている。
ただ,FoodScienceは有料ページになるので,今回はリンクを張るだけに済ませます。

2009-05-18 小島正美記者の眼●勘違いな生物多様性破壊論に異議!
こちら

水田とか畑とかは外来種の集まり。そして高密度。いやはや,その通りですね。生物多様性を保つのであれば,みんなで減反するのが正解ですね。