UNECE④ UNECEとしての結論

ECE/EB.AIR/WG.5/2009/7 17 June 2009
http://unece.org/env/documents/2009/EB/wg5/wgsr45/ece.eb.air.wg5.2009.7.e.pdf

・UNECEタスクフォースはHBCDにPOPs様があると結論づけた提案書を支持した。
・しかしながら,2人の専門家が「LRAT性を持つ結果が,HBCDが重大なヒト健康影響や生態影響をもつかどうかを支持する重大な情報はない」ことを指摘している。
・北極で重大な影響があることを示すRAレポートはないと産業界は主張している(それについては検討項目にあがっていなかったとのタスクフォースの弁解)。
・長距離移動性:蒸気圧とモニタリングデータから考えるに,長距離移動性はアリ。
・毒性:水生動物と哺乳類への毒性がある→HBCDの環境影響はあり。ただし産業界は水生生物への毒性試験の妥当性について疑問ありと主張している(提案書を支持)(おそらくレビュー内容を参照)。
・難分解性:遠隔の上位動物に蓄積していることから,難分解性の性質を満たしているものと考える(提案書を支持)。
・高蓄積性:提案書を支持する。