公開書簡 eChemPortalの存在を知る(遅めの認知)
eChemPortalとは…
OECDで構築された,加盟国や国際機関が有している既存化学物質のハザード情報などに関するデータベースを一括して検索できるポータルサイト
http://webnet3.oecd.org/eChemPortal/Home.aspx
NITEが自身のHPで紹介していますが,公開始まりは2007年6月のようです。僕は知りませんでした。
http://www.safe.nite.go.jp/ghs/kokusai_portal.html
公開当初,利用できるのは以下の6種類のデータベースのみでしたが,
- CHRIP (Japan's Information on Biodegradation and Bioconcentration of the Existing Chemical Substances in the Chemical Risk information platform)
- OECD HPV Database (OECD)
- Screening Information Datasets for High Volume Production Chemicals (UNEP Chemicals)
- European chemical Substances Information System (ESIS, European Commission)
- HPVIS (U.S. Environmental Protection Agency)
- INCHEM (IPCS)
昨日も更新され,計14種類に増えています。
CESAR
CHRIP
EnviChem
ESIS
HPVIS
HSDB
HSNO CCID
INCHEM
JECDB
NICNAS PEC
OECD HPV
SIDS IUCLID
SIDS UNEP
US EPA SRS
検索はCAS番号もしくは化学物質の名前(日本語で検索してもOKのようです)でできるようで,ちなみにHBCDで検索してみると,僕の知らない情報がたくさん出てきて(特にUSEPA;レター程度であっても片っ端からヒットしました),昨日は興奮気味だったです。
あらゆる情報に精通していなくても,取りこぼした情報を簡単に見つけることのできる非常に画期的なポータルサイトだと感じています。