平成19年度及び20年度に実施した臭素系ダイオキシン類排出実態調査結果を公表

今回公表したのは,平成19年度に実施した難燃繊維加工施設3施設に対する[1]施設からの排出実態,[2]試作染色試験機による排出実態解明調査及び[3]難燃剤及び染料等の調査と平成20年度に実施いした難燃プラスチック製造施設2施設に対する[1]施設からの排出実態,[2]周辺環境状況及び[3]難燃剤及び製造製品等を調査した結果。
EICネット http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=41&serial=23054
環境省Website http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12363
排出ガス,排出水,環境大気,室内空気,降下ばいじん,公共水域水質,公共用水域底質からHBCDの検出を確認。
特に注意すべきところは以下の数点。
①α体の割合が基本的に高いことを示している。ほとんど製品中の異性体割合と同じ。蓄積した感じがあまりないのか?
②TBBPAエポキシ樹脂製造工場からもHBCDの検出があった。
③工場周辺への漏洩がどうしても存在する。継続的な調査の必要性が示唆されるのでは。
④VEECAPが有効であることを証明するため,HBCDの環境中濃度の減少傾向を示す必要がある。